コラム
Column
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射は、脂肪細胞に直接作用し、脂肪量を減らすことを目的とした治療です。
主成分として用いられる デオキシコール酸(DCA) は、アメリカFDAで二重あご治療として承認されている成分で、脂肪細胞の膜を破壊し、中身を体外へ排出しやすくする働きを持っています。
単なる「むくみ改善」や「痩身サプリ」とは異なり、脂肪細胞そのものにアプローチする点が特徴です。
脂肪溶解注射が適している部位
- ・二重あご
- ・ほほ下
- ・フェイスライン
- ・二の腕外側
- ・ブラファット
- ・下腹部、ウエスト
- ・太もも外側の張り
顔まわりは部位ごとに脂肪量・皮膚の厚さ・たるみの程度が異なるため、薬剤の選択や注入量の調整が重要となります。
各薬剤の比較(カベリン / FatX core / ミケランジェロ)
カベリン(Cabiline)
• DCA濃度:0.5〜1.0%
• 腫れが少なく、痛みも比較的軽め
• 部分的に軽く引き締めたい方に向いています
FatX core(ファットXコア)
• DCA濃度:約1.0%
• 効果と腫れのバランスが中間
• 二重あご・頬下など、多くの患者様に使いやすい薬剤
ミケランジェロ(Michelangelo)
• DCA濃度:2.5%と高配合
• 効果が強く、脂肪量が多い部位や硬い脂肪に適しています
• その分、腫れ・熱感・痛みが強く出やすい傾向があります
• しっかり変化を求める方に向いています
治療後の経過について
治療後の一般的な経過は以下の通りです。
- ・ 当日〜翌日:腫れ・熱感が最も強く出る時期
- ・ 2〜5日:腫れ・軽度のむくみ・内出血が続く可能性
- ・ 1〜3週間:徐々にサイズダウンが進む
- ・ 必要回数:2〜5回(部位の脂肪量により個人差あり)
脂肪細胞を破壊する過程で炎症反応が起こるため、腫れが出ることは自然な反応とお考えください。
脂肪溶解注射が向いている方・向かない方
向いている方
- • 二重あごや頬下のボリュームが気になる方
- • フェイスラインを引き締めたい方
- • 脂肪吸引までは希望されない方
- • 徐々に自然な変化を求める方
向かない方
- ・ たるみが主な原因となっている方
- ・ 顔の脂肪が非常に少ない方
- ・ 翌日に重要な予定があり、腫れを避けたい方
たるみが強い場合には、糸リフトやHIFUなどを併用した方が自然な仕上がりになることがあります。
まとめ
脂肪溶解注射は、薬剤の特性・注入する層・量のバランス によって結果が大きく変わる治療です。
薬剤にもそれぞれ特徴があり、
• カベリン:マイルドな引き締め
• FatX core:バランスの良い作用
• ミケランジェロ:DCA2.5%の高配合による強力な脂肪溶解効果
というように、目的や脂肪の質に応じて使い分けることが大切です。
腫れは治療の一部として自然に起こる反応であり、効果が発揮されているサインでもあります。
患者様のスケジュールやお悩みの深さに応じて最適な薬剤をご提案いたします。